古材とは

古民家の解体時や改修時に、まだ使える材として取り出されたものを「古材」と言います。

使われなくなった古民家の解体事例は全国でも多数ありますが、これらの中には有効利用できるにも関わらず、廃棄されてしまっている材が含まれています。

古材リユース推進協会では、古材の品質を確認し、安全に使用できるものをリユースしております。

古材には、経年による味わいなど古材ならではの魅力があります。

新材ではなかなか入手できないような樹種や、大きな木材が見つかることもあります。そして工業製品とは異なり、それぞれ異なる歴史の味わいを楽しむことができます。

古材は構造材としての利用する以外にも、インテリア材、DIY・日曜大工での利用等、古材の特徴・魅力を踏まえて様々な利用ができます。

古材をリユースすることで、廃棄物の発生量を削減できます。

また、炭素を蓄えた木材を廃棄せずに、住宅に再利用することで、温室効果ガス排出量の抑制にもつながります。

古材をリユースすることは、循環型社会の形成を推進するとともに、持続可能な生産と消費、気候変動への対策、経済成長と雇用など、持続可能な開発目標(SDGs)の多くのゴールの達成にも寄与することになります。

古材のリユースは、環境省のエコ・マガジン「ecojin」にも掲載されています。

ecojin:https://www.env.go.jp/guide/info/ecojin/eye/20220727.html

環境省が発行している古材リユースのパンフレットも合わせてご覧ください。